写真について考えていると段々と「自分はなぜ、なんの為に写真を撮っているのだろう」ということを考えるようになった。ポートレートやネイチャー、鉄道など特定のジャンルにハマっている人はそれを追求するという楽しみがあるのだろうが、私自身そういったものがあまりない。それはおそらく私が世の中に対してあまり興味がないというのが原因だろうが、それでは何故私はカメラを持つのだろうかという疑問も生まれる。
そんな事をずっと考えているといわゆるスランプと呼ばれる状態に陥る。しばらく悶々とした日々が続いていたが、いろんな写真やアートを鑑賞していく内に「とりあえず今は目の前にあるものをただ写していこう」と考えられるようになった。さまざまな街を歩きながら目の前を写真に写していく。そうやって淡々と写真を撮っていく内に、頭の中は整理されていく。意味は自分で求めることも、他人が後付けすることも出来る。ただ、自分の中から意味を求めるなら、それは過去を辿った先にある、そこで見た光景や出会った人々から出てくるものなのだろう。
眼前の景色を写真にしながら、私はさらに内省を進めていった。
2025.6 - 2026.2

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